経済産業省では、企業等による副業・兼業の人材の送り出し・受け入れを支援するため、
「副業・兼業支援補助金」の事業を開始しました。そのポイントを紹介します。
―――――――――――― 副業・兼業支援補助金のポイント ―――――――――――
この補助金は、企業等が副業・兼業に人材を送り出すため、
または副業・兼業の人材を受け入れるために要する費用について、その経費の一部を助成し、
費用負担を軽減することで、副業・兼業を促進し、
もって企業間・産業間の労働移動の円滑化を図ることを目的とするものです。
次の2つの類型を設けており、類型ごとに補助事業の要件などが定められています。
(経済産業省資料)
☆ 第1次の受付(電子申請)の期間は、「令和5年3月31日~令和5年5月11日」とされています。
要件として、必要に応じて、就業規則・雇用契約などの内容の整備が必要になると思われます。
令和5年度の業務改善助成金についてお知らせ(厚労省)
業務改善助成金は、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を30円以上引き上げ、
生産性向上に資する設備投資等を行った場合に、その設備投資等にかかった費用の一部を助成する制度です。
令和5年度の申請期限等が公表されましたので、確認しておきましょう。
☆ 各企業が賃上げに取り組んでおり、乗り遅れると、人材の確保が難しくなるかもしれません。
上記の助成金の要件に該当する場合は、利用を考えてみるとよいかもしれません。