令和4年度がスタート 厚生労働省関係の主な制度変更をチェック

 

 

 

令和4年度がスタートしたところですが、

さまざまな制度変更が行われ、新しい制度での行政の運営が本格化していきます。

令和4年4月からの厚生労働省関係の制度変更にはどのようなものがあるのか?

 

企業実務に影響がありそうな事項をチェックしておきましょう。

 

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☆今一度確認しておきましょう。

全く対応していない、対応に不安があるなど、気軽にご相談ください。

なお、雇用関係の助成金などについても、令和4年度における新しい情報が徐々に公表されています。

必要なものについては、適時お伝えするようにします。

 

 

 

令和4年度の雇用保険の保険料率が決定 年度の途中で更に引き上げ

 

 

令和4年度の雇用保険の保険料率は、法改正により、2段階で引き上げられることになりました。

 

 

 

―――――――――――― 令和4年度の雇用保険の保険料率 ―――――――――――

 

  • 令和4年度の雇用保険の保険料率と負担の内訳(令和4年4月~同年9月)
  雇用保険率 失業等給付・育児休業給付の料率 二事業の料率
被保険者負担分 事業主負担分
いわゆる一般の事業 1,000分の9.5 1,000分の3 1,000分の3 1,000分の3.5
計 1,000分の6.5
いわゆる農林水産業清酒の製造の事業 1,000分の11.5 1,000分の4 1,000分の4 1,000分の3.5
計 1,000分の7.5
いわゆる建設の事業 1,000分の12.5 1,000分の4 1,000分の4 1,000分の4.5
計 1,000分の8.5

 

  • 令和4年度の雇用保険の保険料率と負担の内訳(令和4年10月~翌年3月
  雇用保険率 失業等給付・育児休業給付の料率 二事業の料率
被保険者負担分 事業主負担分
いわゆる一般の事業 1,000分の13.5 1,000分の5 1,000分の5 1,000分の3.5
計 1,000分の8.5
いわゆる農林水産業清酒の製造の事業 1,000分の15.5 1,000分の6 1,000分の6 1,000分の3.5
計 1,000分の9.5
いわゆる建設の事業 1,000分の16.5 1,000分の6 1,000分の6 1,000分の4.5
計 1,000分の10.5

 

 

 

☆ 令和4年4月から事業主負担分の保険料率が変更になります(1,000分の0.5引き上げ)。

また、令和4年10月からは

被保険者負担分・事業主負担分の保険料率が変更になります(各々1,000分の2引き上げ)。

 

なお、令和4年度の年度更新における雇用保険分の概算保険料については、

令和4年4月から同年9月までの概算保険料額と

令和4年10月から令和5年3月までの概算保険料額をそれぞれ計算し、

その合計額を、雇用保険分の概算保険料として申告・納付することとする暫定措置が適用されます。

 

〈補足〉労災保険の保険率は、全額事業主負担です。

業種に応じて定められていますが、メリット制の適用がない限り、前年度と同率に据え置くこととされました。

 

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