「働き方改革関連法施行後5年の総点検」 労働時間を増やしたい者は約1割

厚生労働省は、令和8年3月初旬、いわゆる働き方改革関連法施行後5年の状況を把握するため、労働者を対象とするアンケート調査と企業・労働者を対象とするヒアリング調査を実施し、その結果を取りまとめました(アンケート調査の有効回収数は3,000、ヒアリング調査の対象は327社・97人)。

ここでは、特に話題となった「労働時間の増減希望状況(アンケート調査のひとつ)」を中心に、そのポイントを紹介します。

 

――――――― 「働き方改革関連法施行後5年の総点検」のポイント ―――――――
□ 労働時間の増減希望状況

・労働時間を増やしたい者   ―――――――→ 約10.5%

・労働時間はこのままでよい者 ―――――――→ 約59.5%

・労働時間を減らしたい者   ―――――――→ 約30.0%

 

➡労働時間を増やしたい理由(トップ3は次のとおり)

・たくさん稼ぎたいから(「所定労働時間以外の労働分の収入(残業代)がないと家計が厳しいから」を除く)→41.6%

・自分のペースで仕事をしたいから→19.7%

・所定労働時間以外の労働分の収入(残業代)がないと家計が厳しいから→15.6%

 

☆ 厚生労働省では、今回の調査結果を踏まえつつ、労働市場改革分科会や労働政策審議会において、労働基準関係法制について議論していくこととしています。

高市総理は、今国会の施政方針演説において、「働き方改革の総点検においてお聞きした働く方々のお声を踏まえ、裁量労働制の見直し、副業・兼業に当たっての健康確保措置の導入、テレワークなどの柔軟な働き方の拡大に向けた検討を進めます。

とにかく成長のスイッチを押して、押して、押して、押して、押しまくってまいります。」と述べていましたが、労働時間を増やしたい者は約1割にすぎないという調査結果のなか、どのような議論が行われるのでしょうか? 今後の動向に注目です。

 

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