毎年1回、1月中に召集される通常国会では、
内閣総理大臣により、その年の内閣全体の基本方針を示すものとして、
施政方針演説が行われるのが通例となっています。
本年1月23日に召集された第211回国会においても、岸田総理がこれを行いました。
企業実務や社会保障に着目し、気になる政策を抜粋してみます。
☆ 今国会の会期は、令和5年6月21日までの150日間。
上記で取り上げた重要政策を中心に、実りある議論を行ってほしいですね。
在職老齢年金の計算に用いる「支給停止調整額」を改定 令和5年4月から
厚生労働省から、令和5年度の年金額改定についてお知らせがありました。
令和5年度の年金額は、法律の規定に基づき、2%程度の引き上げになるということです。
また、在職老齢年金の計算に用いる「支給停止調整額」についても、
名目賃金の変動に応じて改定が行われるということです。ここでは、在職老齢年金に着目してお伝えします。
☆ 老齢厚生年金の受給権者である在職者について、
年金が支給停止されないギリギリのラインで賃金を支払う場合は、
賃金を1万円アップできるということになります。
在職者の年金の仕組みなど、詳しく知りたいときは、気軽にお尋ねください。