厚生労働省が「賃金引き上げ特設ページ」を開設しました。
この特設ページには、賃金引き上げを実施した企業の取り組み事例や、
平均的な賃金額がわかる検索機能、各種助成金など、
賃金引き上げのために参考となる情報が掲載されています。
賃金引き上げを検討される際に、是非ご利用ください!
☆ 中でも、賃金検索機能は地域・業種・職種ごとに
平均的な賃金を調べることができる機能となっており、
企業内の賃金を決める上での参考としてお使いいただけます。是非ご利用ください。
令和5年度の雇用保険の保険料率が決定 0.2%(労使で0.1%ずつ)引き上げ
令和5年度の雇用保険の保険料率が決定されました。
財源確保のため、次のように引き上げられることになりました。
―――――――――――― 令和5年度の雇用保険の保険料率 ―――――――――――
- 令和5年度の雇用保険の保険料率と負担の内訳
内 訳 事業の種類 | 雇用保険率 | 失業等給付・育児休業給付の料率 | 二事業の料率 | |
被保険者負担分 | 事業主負担分 | |||
いわゆる一般の事業 | 1,000分の15.5〔1,000分の13.5〕 | 1,000分の6〔1,000分の5〕 | 1,000分の6〔1,000分の5〕 | 1,000分の3.5〔1,000分の3.5〕 |
計 1,000分の9.5〔1,000分の8.5〕 | ||||
いわゆる農林水産業清酒の製造の事業 | 1,000分の17.5〔1,000分の15.5〕 | 1,000分の7〔1,000分の6〕 | 1,000分の7〔1,000分の6〕 | 1,000分の3.5〔1,000分の3.5〕 |
計 1,000分の10.5〔1,000分の9.5〕 | ||||
いわゆる建設の事業 | 1,000分の18.5〔1,000分の16.5〕 | 1,000分の7〔1,000分の6〕 | 1,000分の7〔1,000分の6〕 | 1,000分の4.5〔1,000分の4.5〕 |
計 1,000分の11.5〔1,000分の10.5〕 |
〔 〕は、令和4年10月から令和5年3月までの間の率
☆ 令和5年4月から令和6年3月までの間の雇用保険の保険料率が決まり、
現行の率から1,000分の2(労使で1,000分の1ずつ)引き上げられることになりました。
なお、前年度(令和4年度)には年度途中の引き上げがありましたが、
本年度(令和5年度)についてはその予定はありません。
〈補足〉労災保険の保険料率は、全額事業主負担です。
業種に応じて定められていますが、メリット制の適用がない限り、前年度と同率に据え置くこととされました。